皆さんこんにちは!
今回は、ウールが持つまさかの撥水機能についてご紹介します。
ウールの製品は、洗濯ができず、水にも弱いイメージがあると思います。しかし、ウール自体には、撥水性と吸湿性の相反する2つの機能が元々備わっています。そんなウールの撥水性について今回は簡単な実験と共にご紹介します!
🐑ウールの撥水に関する実験🐑
撥水加工がされていないウール100と綿100の生地に水を10秒ほど流してみました。
・ウールは、軽いシアー感のある素材で、手も透けるほどですが、水を全く通しませんでした!!
・綿は、肉感も厚くシアー感は全くない素材で、水をかなり吸っていました。
💦
実験後、ウールの方は、裏にも全く水気はなく、水を全てはじいていました。一方で、綿の方は、裏にまで水が染みこみ、表面にもシミができていました。


今回の実験で、用いた品番は、こちらです。
・32-30405 はちまるルマーノ ウール100
・32-19014 40/2 ライトセーヌキャンパス 綿100
今回の実験から、ウールには撥水加工をする前からある程度、撥水性があることが分かります。ただ同時に吸湿性もあるため、次の項目で撥水の仕組みと共に詳しく説明します。
①の写真にあるウールの断面図を用いて撥水の仕組みを説明します!

①の写真で、ウールの一番外側を覆っている、スケールと呼ばれるものが、撥水の機能を担っています。このスケールのおかげで、上記にも示した実験のように、表面で水をはじいているのです。

ただ一方で、②の図にもある通り、ウールは、一定の水分量を超えると、親水性が効き始めます。
このように、ウールには水をはじく撥水性と水を吸い込む親水性の相反する両面を持つ、唯一無二の特性があります。
また、32課には下の写真のように地球にも優しいCゼロ撥水加工の商品もいくつかあります。
元々ある撥水性に加え、データもあり、撥水機能を謳える商品となっています。
32-30032
エールフォルツァ Cゼロ撥水 ウール(ノンミュールジング)100
今回の実験は、いかがだったでしょうか?ウールに撥水性があるという意外な一面をご紹介できたかと思います。これまでの自由研究も踏まえて、暑い夏こそ、撥水、消臭、UVカットの機能を持つウールをぜひお試しください!!
今回で、今年の夏の自由研究は終了ですが、いかがだったでしょうか?
全5回の中で紹介した32課の商品にも興味を持っていただけましたら、ぜひ営業にお問い合わせください!!