もうすぐ8月、すっかり夏がやってきました!🍉🎐

…ということで、今年もやります!夏の自由研究~!!👏👏

昨年32課の若手が考えた「夏の自由研究」企画、今年もフレッシュなメンバーを加えて3回にわたってお送りしたいと思います!

第一回目となる今回は、32課の生地試験をしていただいているカケンテストセンターにて、セミナーに参加&センター員の市川さんに 滑脱 について教えてもらってきました!!

  

皆さんは履いていたパンツ👖の内股縫目部分に穴が空いた経験はありませんか?

この縫い目部分に穴が空く現象を 滑脱 といいます。正確に言うと、縫い目部分で糸がスリップして、ずれてしまう現象のことです!

そしてこの 滑脱 を予防するため、また織物の強度を評価するために行われているのが 滑脱試験 です。

滑脱試験の方法は、2枚の生地を縫い合わせ、その両端をテンシロンという特殊な機械で引っ張りを加えたときに、縫い目部分が何ミリ空くかというものを見る実験です!この時の引っ張りの力は薄地で約5kg、厚地で約12kgです。

基準値は、薄手で3mm、厚手で5mmとなっており、目の空きがそれ以内におさまっていれば合格です!✨

それでは滑脱を予防するにはどのようにすればよいのか、、試験をしていただいているカケンテストセンターの市川さんに、滑脱を予防する方法について聞いてみました!

まず滑脱が起こってしまう原因としては、織物の密度が甘いという事。

滑脱を予防するためには、
①生地の段階で滑脱抵抗力の試験を行うこと

②織物の密度を詰めること

③樹脂で固める(風合いは固くなってしまう😭)

とおっしゃっていました!

より長く32課の生地で作られた製品をご着用いただくためにも、カケンセンターでの試験を怠っておりません!!ぜひ32課の生地をお使いになってみてください!!

今回の自由研究はいかがでしたか?

次回の、NEWSもお楽しみに!