皆さんこんにちは😃
毎年恒例の夏の自由研究企画第二回は〈UVカット加工〉についてです☀️
強い日差し、蒸し暑さ、汗…。
夏の暑さの悩みは尽きません😫
そんな暑い夏にこそ頼りたいのが、「機能性」💡
今回の自由研究では、UVカット機能にフォーカスしてご紹介いたします!
UVカット機能は加工にて付与することもできるんです。
加工していない生地と比較してどれほどの差があるのでしょうか?
下記の実験で2素材を使用して同じ素材で加工の有無だけが異なる生地を使い、UVカット(紫外線遮蔽率)を比較しました。
★使用した生地
①32-71500(UV加工なし)
②32-71500(UV加工あり)
③32-72500(UV加工なし)
④32-72500(UV加工あり)


★32-71500 ミニヨン™ ライトライン
トリアセテート 63% ポリエステル 32% 複合繊維(ポリエステル)5%
経糸にトリアセテートスラブのミニヨン™を使用しています。
非常に軽く、ナチュラルな表情が特性の素材です。横糸に2種類の糸を使用し打ち換えることで、あえて濃淡の染め分けができるようにしています。そのため、薄くて軽い風合いでもフラットすぎず、天然素材のような見え感が特長の素材。

★32-72500 Ace/P スラブメッシュ
ポリエステル86% アセテート14%
FSC認証が取れているサスティナブルなアセテートとスラブ調のポリエステルフィラメントを特殊撚糸させた糸を使ったメッシュ素材。
ナチュラルな表情を持ちつつもドライタッチで肌離れの良さが特長です。

★測定方法(カケンテストセンターにて試験依頼)
①各試験片5cm×5cmをタテ方向2枚以上、ヨコ方向以上を採取する。
②自然な状態で“分光光度計にかける。
③波長290~400nmの紫外線に対する透過率を測定する。

④100%-③で測定した透過率の平均=紫外線遮蔽率
一般社団法人カケンテストセンター 紫外線遮蔽性
https://www.kaken.or.jp/test/search/detail/78#ID1
★結果・わかったこと
①32-71500(UV加工なし)82.1%
②32-71500(UV加工あり)84.2%
③32-72500(UV加工なし)76.7%
④32-72500(UV加工あり)81.2%

今回の自由研究では、UV加工のある生地とない生地で、紫外線の遮蔽率にどれくらい差があるのかを調べてみました。
実験の結果、UV加工された生地の方が、紫外線をより遮ってくれることがわかりました!特に32-72500の生地では、加工の有無で約4.5%も遮蔽率が違っていて、加工の効果がはっきりと見えています😮
紫外線は、肌へのダメージだけでなく、衣類の色あせの原因にもなるので、日常生活の中でしっかり対策していきたいですね🌈
今回の結果を見て、UV加工について興味を持っていいただければ幸いです😆