Manufacturing Process of Textile

~生地ができるまで~

今回のリコメンドは生地ができるまでシリーズ第6回目(最終回)になります!ラストを飾るテーマは、、

生地が出荷されるまで

染色・加工の工程を経て綺麗になった生地たちは、そのままパッキングされてお客様のもとへ…ということはなく、必ず出荷前に検反と補修を行っております。染め加工が終わった生地を安心・安全にお届けするためにも、アフターフォローはかかせません!

検反

染め・加工が終了すると生地は検反台に運ばれます。検反台はベルトコンベアのようになっており、一定の速度で生地が流れていくところを検反のプロたちが1反1反目視でチェックしていきます。飛び込み、汚れ、キズなど様々なケースがありますが、ぱっと見では私達が分からないようなものも、現場の方は見つけることができるのです✨

補修

検反をする中で生地に問題が見つかった場合は、専門の補修屋にいれ、その場でできる限りの補修をおこないます。補修が必要なケースとその補修方法は様々ですが、以下はよくあるパターンになります。

飛び込み:拡大鏡とピンセットを使って1本1本糸を除去します。

汚れ:ブラシのようなもので削るようにして取り除きます。

ネップなどにより部分的に白く見える:ピンセットなどで引っ張ると組織が壊れる可能性があるものは、インキングといって生地と同系色のチャコペンのようなものを使って色差をぼかしていきます。

製品で修整するケースも多々ありますが、生地の段階でできる補修はその場でおこない、万全の状態でお客様に納品することを心がけています!

いかがでしたでしょうか?糸から生地ができ上がり、最終お客様のもとへお届けするまでには様々な工程があり、その道のプロたちが深く関わっています。

この生地ができるまでシリーズを見て、モノづくりに少しでも興味を持っていただけたら幸いです🌻

次回以降のリコメンドは、生地検査や生地ブック作成などがどのように行われているのか、その裏側に迫っていきます!お楽しみに🌈

各品番のスワッチ依頼、詳細は各品番のリンクからご確認よろしくお願い致します!