今週からのリコメンドでは、瀧定名古屋が開発するブランドの紹介をしていきます!

現在瀧定名古屋では、「LIFE with EARTH 100年後も笑顔で」というスローガンを掲げ、サステナブルな商材とサービスの提供によって、人々がファッションを通じて笑顔でいられる未来づくりへの貢献を目指しています。

この考えを基に、社内では様々なサステナブルブランドの素材が立ち上がっています!今週からはその中から4つのブランドを抜粋し、紹介していきたいと思います!

記念すべき第1段のブランドは、、、

RE:NEWOOLです!!

RE:NEWOOL リニュール®とは、ウールに強い瀧定名古屋(株)が開発するファッション性の高いリサイクルウール・再生型ファッション素材です。小ロット生産で無駄を抑えられ、安定した物性を待つ、尾州産のウール混紡商品のことです!

 

突然ですが、繊維が環境に与える負荷がどのくらい大きいかご存じですか、、?

衣料品の生産には、大量の石油・石炭・水が必要になってきます。これらは、空気中の温暖化ガスを増やし、気候危機を加速させてしまいます。衣料業界の二酸化炭素排気量は年々増加しており、2030年には約21億トンになると予想されております。これは世界の車から排出される量に匹敵します…!

そんなにも多くの二酸化炭素を発生させているにも関わらず、年間9200万トンもの服が世界で捨てられているのです。。。

そこで、瀧定名古屋の取り組みとして RE:NEWOOL が始まりました!!

RE:NEWOOLは、廃棄するウールの服をリサイクルする活動です!

廃棄するウールの服を国内でリサイクルすると、ウールの産地から加工されて日本に輸入されるまでの水とエネルギー、労働力を大幅に減らすことがき、CO2削減につながります!

回収→仕分け・反毛→紡績→生地の販売・着用→製品化→販売・着用

RE:NEWOOLでは、このサイクルを回しています。

回収では、着古したセーター縫製工場の裁断くず、紡績工場の落ちワタなどの廃棄されるウール繊維を全国各地の回収ボックスで集め、それを尾州産地に集めます。

ちなみに弊社内でも、ウール以外も含め、BOXを設置し残布を回収しています!

 

仕分けでは、ウール混率の多い糸を作る為に、集めた古着を一つ一つ手作業によって、仕分けがされます。

そこからさらに、色ごとに分けて、服のネームやボタンなどのウール以外の部分を一つ一つ手作業で切り取っていきます。この丁寧さがリサイクルウールの上質なクオリティーに繋がっているのです!

生地を細かく切り、特殊な油をかけて2日ほどおいて馴染ませます。これにより、手で千切れるくらいに柔らかくなった生地を「反毛機」でほぐして、ふわふわのワタ状にします。

紡績では、回収された服や残糸の色を利用して、新しい色を作ります。これによって、染色に使う水を削減するとともに、生地の生産時間を減らすことが出来ます。複数の色を混ぜ合わせて、狙った糸を作るのは尾州の職人技です!!

このように、環境に配慮した生地の為にとても手がかかっているのです!

さらに、RE:NEWOOLは環境にいいだけではなく、高機能なんです!

ウールには、大きく分けて5つの特徴があります。

熱遮蔽性では、急激な暑さ寒さの緩和
吸湿性では、衣服内気候の調整
防菌性防臭性の機能
生分解性では、土に埋めると分解される

この5点です!

この機能を持ったウールをリサイクルすることで、環境問題を解決すると同時に、高機能でファッション性のある商品を提供しているのです!

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みなさん、いかかでしたでしょうか?
ここまで紹介したRE:NEWOOLですが、32課では、32-22203がそれにあたります!!
ブック作成中ですので、ご興味ありましたらぜひ営業までお問い合わせください!

以上、RE:NEWOOLの紹介でした!
次回のリコメンドもお楽しみに!