Manufacturing Process of Textile

~生地ができるまで~

今回のリコメンドは生地ができるまでシリーズ第4回目になります!テーマは、、

生地が織られるまで

32課では自家生産で生地の設計から原料の仕入れ、織り、染め、仕上げ工程等すべてをハンドリングしているマークがあります!課の中に仕入先機能を持っているという感覚です。自家生産ではこだわったモノづくりを行っており、今回はその中でも生地が織られるまでということで、生機(キバタ)のご紹介です。生機というと聞きなれない方も多いと思われますが、生機は繊維業界にはなくてはならない存在です。主には後染めをする前の段階の白生地のことを差します。つまりは、染める前の糸から織っただけの段階ということです。ただ、そこまでいくのに時間と人の手がかかるので、その流れをご紹介していきます。

まずは、生機を織るの必要な整経(せいけい)という工程です。

整経は生機を作るのに欠かせない工程で、生地のタテ糸をセットする工程です。何千本とある糸を筬と呼ばれる櫛のようなものに1か所に1本ずつ通していくかなり根気のいる作業です。ここで間違えてしまうと生地に傷が出たり、うまく織れなかったりする作業になります。それを、職人の方が懇切丁寧にやっているのですが、人材も少なくなってきているので、時間がここでかかることも多いです。最近はかなり自動化も進んで、ロボットがやるところも増えてきておりますが、まだまだ人の手でやっているところが多いです。

続いては、タテ糸が綺麗にセットされて織機に乗るとこんな感じになります。

それからようやく、ヨコ糸を準備して、織りだすことになります。

このような感じで織られていき、下のほうに巻かれて生機となっていきます。もちろん先染めの柄の生地などの場合も同じで、決まった柄を色ごとにタテ糸を配置していきます。

上記↑のような形で整経を行っていきます。

こうして、ようやく仕上がったものは、生機となってようやく最終段階である、染工場へと運ばれていきます。その前に、補修などもあるのですがそれはまた、別の機会で郷紹介させていただきます。

↑32課が梳毛のキバタをお願いしている、織工場の様子。何台もの織機が並べられております!迫力ある光景なので、ご興味ある方はぜひ、一度見てみてください!

いかがでしたでしょうか?糸から生地にするまでにはまだまだ、必要な工程がたくさんあります。生機になった段階で6割ぐらいといっても過言でないくらいの感じです!1m作るためにもたくさんの生産者様の手がかかっています。一度自家製産シリーズを是非、お手に取ってご覧ください!!

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次の生地ができるまでシリーズ、次回もお楽しみに!

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