2021/3/22 18:00 ⽇本経済新聞 電⼦版
電動車や再生可能エネルギーの発電設備に欠かせないレアメタル。世界的な脱炭素の流れで脚光を浴びる、この素材を繊維に応用したのが繊維商社、瀧定名古屋(名古屋市)だ。2年ほどかけて2020年にレアメタルとポリエステルを組み合わせた⽷を開発した。
この⽷は紫外線を吸収し蓄熱効果を生む。「付加価値の⾼い素材を提案しなければ業
界で⾒切られてしまう」(瀧浩之取締役)とあって、同社は⼀般的な素材に比べて10
度以上⾼い保温効果を実証。まずサーファー向けのウエットスーツに採用された。21
年以降は秋冬物で本格展開し、海外にも売り込む考えだ。
瀧定名古屋は蓄熱効果のある素材を開発(名古屋市)