社長メッセージ

世界を舞台とする
「多様性のある集団」として、
新しい挑戦に
取り組んでまいります。

代表取締役社長
瀧健太郎Kentaro Taki

瀧定名古屋は1864年に創業し、150年以上の歴史を歩んでまいりました。初代瀧定助が呉服太物卸商を営む家業から始まった当社は、時代の変遷とともに事業領域や経営環境を整え、現在は服地・アパレルなど各種繊維製品の企画開発から仕入・生産・販売までを一貫して手がける繊維専門商社として、国内はもとよりヨーロッパやアメリカ、アジア各地にマーケットを広げています。また、資材調達や開発、生産体制においても国内、中国、東南アジアなどの各拠点にネットワークを築き、多角的にビジネスを展開しています。

一世紀半にわたる激動の時代を生き抜き、グローバルに挑戦する企業風土が根付いた理由の一つとしては、「瀧定名古屋は多様性のある集団である」ことが言えます。当社では特徴の異なる営業課が多数存在し、課別独立採算制を導入。各々のセクションが専門分野に特化してマーケットニーズを先読みし、仕入や企画開発、製品化にむけてスピード感のある決断とリスク負担を行ってまいりました。また品質・コスト・デリバリー体制もお客様のご要望に沿って精度を高め、国内外から高い評価をいただいています。
私たちはそこから一歩踏み出し、これまでのような同一性のマーケット拡大路線ではなく、マーケットの多様化、グローバル化に対して新しい挑戦を行えるような集団として進化していかなくてはなりません。
今後は仕入、販売の両面にて海外拠点を拡充し、ネットワークを点と点から線、面へと広げ、さらに大きなマーケットへと挑みます。そのためにも性別や年齢、国籍を問わず優秀な人材を積極的に登用し、人材育成の視点からも海外で活躍する環境を整えていきます。営業、パタンナー、デザイナーなど多様な人材が能力・スキルを発揮し、新しいアプローチをチームとして意欲的にチャレンジしていけるような集団を目指します。国民性や文化などお互いを知り尊重し、理解を深め、さまざまなつながりの中で大きく変化していける。そんな世界的にもユニークな存在であり続けたい。そして創業以来、当社が大切にしてきた「自立と自律」「信用第一」の姿勢を貫くとともに、仕入先様ともよりよいパートナーシップを築き、繊維・アパレル業界全体において共に進み成長し続けていきたいと考えます。

瀧定名古屋を象徴するとしたら、それは「緑」です。
本社敷地内に都会の森を育て、潤いのある美しい緑に包まれたアプローチで皆様をお迎えしています。植樹された1本1本個性の異なる木々は、瀧定商人として世界中を飛び回る社員の姿にも重ねています。新しい取り組みにも果敢に挑戦し、関係者皆様の発展の一助となり、豊かな社会づくりにも貢献する。これらを体現する人材が育ち、個の力が集まった豊かな森のように逞しく生き抜いていきたいと願います。

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