展示会ニュース

瀧定名古屋婦人服地部門19春夏向け ナチュラル志向背景に グリーンに焦点当てる

2018.05.02

瀧定名古屋婦人服地部門は19年春夏向けで、
「ビオライフ」をテーマにカラーをグリーンに絞って
素材提案している。

技術革新によるハイテク・テキスタイル開発が注目されてきた
繊維・ファッション業界だが、他方で対極にある
ナチュラルへの関心も高まっている。
そこで、こうした時代を象徴する色としてグリーンに焦点を当てた。
テクノロジーと心の癒し、健康などのバランスを表現している。

濃淡のカラーグループに素材群を編集。
グリーンの色合いごとに適した生地を提案している。
最も濃い「パラダイスグリーン」はアクセントカラーとしての
ピンクやイエローも加えて、ココヤシやパンノキなど
熱帯性の植物の濃い色目を表現。
やや濃さを緩めた「スプリンググリーン」は
5月頃の若葉や草木の伊吹をイメージ。
明るいターコイズブルー(青緑)が象徴的な
「ミントグリーン」は、ペパーミントやスペアミントの色合い。
「ピーコックグリーン」は孔雀の羽の鮮やかな青緑を、
「カーキ・アンド・オリーブドラブ」は英軍や米軍の軍服、
車両の迷彩色から派生した色目を紹介している。

素材では先染め・柄物傾向が続く中で、
遊び心のあるツイードやジャカードなどを紹介。
またリネンにも注目、肉厚から薄地までの幅広いレンジ、
杢調やドライタッチ、スラブ調など表面変化のある素材も提案している。

梳毛では、ジャケットとボトムのセットアップ向けなど
夏の通勤着に適合したものを企画している。

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