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メディア 2024.04.24

紳士服地はアーカイブ生かす 生産場の最適化も加速


紳士服地はアーカイブ生かす
生産場の最適化も加速

 
繊維ニュース 2024.4.23
 
瀧定名古屋の紳士服地部は、付加価値を提供し、スーツやセットアップ市場で存在感を高める。
25春夏物は、過去に販売していた生地を現代風にアレンジして提案するほか、
合成繊維使いによる機能性も訴求する。
顧客ニーズ対応への一環として生産場の最適化も加速するなど、多用な打ち出しで需要を
掘り起こす。
  
紳士のスーツ・セットアップ用素材販売は、
24春夏物は新型コロナウイルス禍からのリベンジ消費や訪日外国人客需要への
期待感などから比較的堅調だった。
23秋冬の暖冬やリベンジ消費の一巡もあって先行きは不透明感が強いが、
同部は顧客にとって価値のある提案で販売拡大につなげる。
  
25春夏向けでは「アーカイブ」「コンサバティブ」「プログレッシブ」の三つのカテゴリーを設けた。
このうちアーカイブでは1960年代から2010年代前半に販売していた紳士服地を顧客の要望に
応じて現代風に復刻・提案する。
同社は当時の服地を約4千冊のブックに保存しており、それらを生かす。
  
コンサバティブでは、天然繊維が持つ特徴や良さを改めて訴求する。
ウールを軸に、モヘア混やリネン、ポリエステル混、加工で独特の
ハリ感を付与した生地などを取りそろえる。
ポリエステル使いを中心とするプログレッシブでは、進化した機能や風合いなどを提案する。
リスク分散やコスト対応などの観点から適地生産を進める。
  
現状は中国生産が70%を占め、台湾20%、日本5%、インド5%などとなっているが、
今後はタイやインドネシア、インドなどの生産を増やす。
このうちインドは「ムンバイ地区でのモノ作りを中心に生産比率を高める」方針だ。
  

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