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メディア 2026.03.19

日系商社の中国法人_成長市場にアプローチ

日系商社の中国法人_成長市場にアプローチ

繊研新聞:2026年3月19日(木)更新

 

景気低迷が続く中国だが日系商社は伸び代のある市場へのアプローチを強める。
中国は不動産市場の停滞から節約志向が続く。
一方、関係者によると「ある統計ではアパレル市場の成長率は24年度が前年対比0%だったのに対し、
25年度は3.5%だった」という。
特にスポーツ・アウトドアに勢いがあり、日系商社は商機を見いだす。

 

スポーツ、輸出が好調


 

瀧定名古屋の中国現地法人、瀧定紡織品上海で前期(25年12月期)好調だったのは国内のスポーツ向け販売と輸出。
特に北京はメンズやスポーツ・アウトドアの伸びが百貨店向けレディスの落ち込みを補った。
他の拠点でも成長市場やブランドの開拓を強化し、本生産につなげる営業を進める。
昨年、個展の開催を8カ所に増やし接点を作ったため、〝今年は刈り取り〟を重点にする。

 

輸出は前期比30%増で「順調に伸びている」(黒田剛臣瀧定紡織品上海総経理)。
本社の国際貿易推進課の欧米・韓国向け販売チームと連携し中国素材を提案する。
生地は糸の工夫や産地の技術の掛け合わせなど新しいアイデアで付加価値を高め、それを強みに今後も輸出を伸ばす。

 

伸び代のある新興ブランド

 

豊島の中国現地法人、豊島国際上海の前期(25年12月期)は
生地の内販が伸長し全体では昨年並みの結果になる見通し。
濱野貴志董事長総経理は「まだまだ伸ばす余地がある」と話し、
既存顧客の深耕に加え、伸び代のある新興ブランドなどを開拓する。

 

生地内販はインターテキスタイル上海などの出展で新規ブランドとの接点を作り、さらに伸ばす。
対日向けは引き続き素材開発に注力する。

 

製品販売の重点はスポーツ・アウトドアブランド向け。
営業や生産管理を増員し、好調な顧客との取引拡大に注力。新規も開拓する。
スポーツ関係のバッグなど雑貨販売にも力を入れる。

 

各地に熟練の担当者がいる品質管理拠点を持ち、インライン検品を重視した体制を構築するのも強み。
CSR(企業の社会的責任)を含めた工場監査も同社で行えるようになっている。

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