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メディア 2025.10.14

PVパリ26~27年秋冬向けテキスタイル 際立つ日本らしさ 品のあるビンテージ


PVパリ26~27年秋冬向けテキスタイル 際立つ日本らしさ 品のあるビンテージ
繊研新聞:2025年10月14日(火)更新
 

26~27年秋冬向けプルミエール・ヴィジョン(PV)パリでは
上質・高級感のある日本素材の存在感が増している。
フィブリル加工など、カジュアルになりすぎない品のあるビンテージ調を提案する企業も多く、
チェックなど先染め織物にも注目が集まっている。

 
瀧定名古屋<記事内より抜粋>

天然素材でもセルビッジデニムなど日本ならではのものに動きがある。
瀧定名古屋は尾州の素材を軸に流し染めシリーズを提案。
ジャパンブルーは実際のビンテージ生地を再現したダックが一番人気だった。
糸の芯が白くなるように染め、製品洗いをかけることでメリハリのあるアタリが出る。


 
上質素材で存在感

ビンテージ感の表現としてフィブリル加工の生地が多く見られた。。
スタイレム瀧定大阪は、キュプラとポリエステルを交編した高密度ジャージーにフィブリル加工を施した。
キュプラ特有のぷりっとした反発感や、ドレープが美しい。
ダイショーファッションテキスタイルも綿・キュプラにフィブリル加工した織物を提案。
高密度ウールサージの引き合いも良かった。
上質な原料使いも人気だ。
ヤギは、綿・シルクのフリースやウールの裏毛が好調。
特に綿・シルクフリースはなめらかなタッチや落ち着いた光沢がエレガントな雰囲気を演出する。
化合繊のバリエーションも日本ならでは。
ソアロンは、トリアセテート「ソアロン」で表がサテン、
裏がクレープの二重ビームを使ったバックサテンを推す。
形が作りやすく、さらっとしたタッチも特徴的だ。
新素材への注目も集まった。
スパイバーは積極的な協業でストック品番が増えてきた。スーツ地向けの開発も強化しており、
ブリュードプロテインファイバー100%の梳毛ツイルとトロピカルは、光沢感と深い黒の色合いが特徴。
トリコットのラミネート素材は梳毛調の見た目でアーバンスポーツ向けに打ち出す。

 
ミニチェックが人気

先染めチェックの関心も高まっている。
サンウェルは、オーガニックコットン100%の先染めブロードチェックが良かった。
より細かな柄に人気が集まっており、洗いをかけてナチュラルなタッチを出した。
桑村繊維も「ミニチェックやオンブレが多かった」として、
今期は特にメンズ、レディス問わずミニチェックが人気だ。
宇仁繊維は先染めストライプのドビー地にスパンデックスを部分的に打ち込んだ。
生地をつまんだような縦方向の大きなしぼが特徴的で、動きのある表現が面白い。
デビスは、新たに開発した「メッシュテック」をアピール。
高密度のパワーメッシュで、クーリングやストレッチ性など機能に優れるほか、
独特のしぼ感、メランジ感もある。

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