ブロッサムPV26～27年秋冬　5年ぶりに6月開催　日本含め約80社が出展
繊研新聞電子版:2025年5月27日（火）更新
 

仏GLイベンツ傘下の国際素材見本市プルミエール・ヴィジョン（PV）のプレビュー展、ブロッサムPV26～27年秋冬が6月4、5日にパリのル・カロー・デュ・タンプルで開かれる。欧州や日本から約80社が揃い、ファブリック、レザー、服飾雑貨・部材、サヴォワールフェール（匠の技）の四つのカテゴリーで製品を発表する。

6月開催は20年以降5年ぶりで、ラグジュアリー業界にとってプレコレクションが戦略的な手段であり、その課題やニーズにより適切に対応するために再開したとしている。

PVのCEO（最高経営責任者）でGLイベンツファッション部門のクリエイティブ・ポールディレクターのフロランス・ルッソン氏は「インスピレーションと創意工夫を見いだし、業界の課題に応える革新やサービスを享受できる場を提供する。本イベントはラグジュアリー業界のプレーヤーにとっての一流のパートナーを目指している」と話す。

テキスタイルメーカーやなめし革業者、服飾雑貨・部材メーカーが出展し、新規は20社。全体の87％をイタリアとフランスの企業が占める。ポルトガルや英国、ドイツ、スペインからも参加。日本からはソアロンと瀧定名古屋、宇仁繊維が出る。

今回、初めてトレンドフォーラムを行う。9月のPVパリで正式に発表する内容を反映した企画で、出展者の作品を紹介し、カラーコレクションのプレビューを披露するという。職人技に焦点を当てたショーや、26～27年秋冬の素材やトレンドについて意見交換する招待制のワークショップ、初日は出展者と来場者を招いてカクテルレセプションも行う。