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メディア 2025.09.22

技術の眼/WILLTEX/日清紡テキスタイル/アークロマ/京都マシナリー/瀧定名古屋/日本シグマックス

技術の眼/WILLTEX/日清紡テキスタイル/アークロマ/京都マシナリー/瀧定名古屋/日本シグマックス
繊研新聞:2025年9月22日(月)更新
 

「技術の眼~NEW WAVE GENERATING TECHNOLOGY~」では将来的にニューウェーブを巻き起こし得る重要な技術にスポットを当て、紹介する。

 

〈WILLTEX/電力不要の冷却ウエア〉

 

繊維、電化製品製造販売のWILLTEX(ウィルテックス、横浜市)は、電動ファン(EF)を使わず長時間の冷却を実現する次世代冷却装備「アイスチェンジャー」を発売した。粉じんなどでEFウエアが使えない現場ニーズに応える。

 

大容量1キロの冷却パックを専用ビブスの胸部と背部に入れて着用する仕様で、最大8時間以上の冷却効果を発揮。
粉じん作業現場などの過酷な環境でも涼しく快適に過ごせる。このほか、警備や野外イベントといった幅広いシーンでの使用を見込む。

 

冷却パックは、特殊な19層構造を採用し、表面は0℃、裏面は5℃と接触面に応じて温度を選べる。
内容物は水と食品添加物のみで、約12時間で完全に凍結するため、複数用意せずに毎日繰り返し使用できる。
冷却パックを装着する専用ビブスは、2キロを超える重量でも負担を感じにくいバランス設計で、着脱のしやすさと動きやすさを両立させた。

 

<記事内抜粋>

 

〈瀧定名古屋/次世代の太陽光対策素材〉

 

瀧定名古屋は次世代の太陽光対策の繊維素材として「ナイロール」を訴求している。
近赤外線を吸収できるのが特徴で、熱中症や肌の老化防止などに役立つ。

 

従来、太陽光対策の素材としては、日焼けや染みの要因になる紫外線(UV)防止をうたったフルダル糸が中心だった。
地球温暖化が進み、世界各地で気温が上昇する中、同社は新たな太陽光対策の素材開発を急務としていた。

 

着目したのが近赤外線。
太陽光に含まれる光の一種で、UVが太陽光に占める割合はわずか6%ながらも、近赤外線は42%と半分近くを占める。
そのため太陽光対策では、近赤外線への対処が重要になる。

 

ナイロールは、住友金属鉱山が展開する近赤外線吸収のレアメタル由来のナノ素材「ソラメント」を活用し開発した。
近赤外線を吸収することで、体の奥まで届かないようにするため、肌の老化や熱中症を防ぐ効果が期待できる。

 

糸は再生ポリエステルにソラメントの原料を混ぜて紡糸した練り込みタイプ。

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