メディア 2025.11.20
瀧定名古屋 26~27年秋冬向け紳士服地/ウールで新用途開拓 スポーツ・アウトドア向けに
瀧定名古屋 26~27年秋冬向け紳士服地/ウールで新用途開拓 スポーツ・アウトドア向けに
繊研新聞:2025年11月19日(水)更新
瀧定名古屋は26~27年秋冬向け紳士服地で、主力のスーツ向けだけでなく、
新たな用途開拓としてスポーツ・アウトドアブランドに向けたウールの提案に力を入れる。
経糸にナイロン・緯糸にウールを使う。合繊タッチだが落ち感があり表面が上品な生地をはじめ、
ダウンアイテムの側地用にウール30%混の生地などを出す。
同分野でのウール使いは「ニッチで、まだまだ構成比が低いため、今後伸びる余地は大きい」とみる。
スーツやセットアップ用にウール100%のナチュラルストレッチをはじめ、
イタリア生地の代替として中国製のウール・カシミヤの梳毛、カシミヤ100%なども提案する。
また、レディスブランドでの採用が多いフランスの生地メーカー、
キャリーマンが中国で量産するウール混の生地や尾州が背景の含浸加工したウール100%などを出す。
スーツ以外ではシャツ用やスーツと共地の企画として
デイパックやクッション用にウール混を提案する。
薄手のコート用に紡毛の細番手や梳毛の太番手も揃える。

