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メディア 2025.12.03

瀧定名古屋・紳士服地部 婦人服地販売が拡大

瀧定名古屋・紳士服地部 婦人服地販売が拡大
繊維ニュース:2025年12月3日(水)更新
 

瀧定名古屋の紳士服地部は、婦人服地の販売を増やしている。
郊外店向けを除いた婦人服地の比率は今期(2026年1月期)、
8~10%に高まる見通しで、展開開始当初の4%程度から順調に拡大してきた。
今後も着実に増やす方針で、生地開発・提案を引き続き強化する。

 

紳士スーツ市場の縮小基調が続く中、紳士服地部は新分野として
百貨店アパレルやセレクト向け婦人服地の開拓に取り組んできた。
同部によるレディース展も23春夏展から継続的に開催しており、
通算8回目となる26秋冬展をこのほど東京都渋谷区の青山オフィスで開いた。

 

展示会による認知度向上のほか、婦人分野を意識した商品開発や
女性営業担当者の拡充などがけん引役になって成長を遂げてきた。
今期は郊外店向けを除くと、約13億円の販売となる見通し。
今後2年で20億円に拡大し、将来的には30億円を目指す。

 

26秋冬向けは「TRANSMUTE」(トランスミュート)をテーマに提案する。
経と緯ともに60番双のガスボイル糸を使った綿100%の高密度ギャバジンは
毛羽立ちのない上質な表面感、合繊のようなドライなタッチ、防シワ性なども付与している。

 

3色杢(もく)を表現できる糸を使用したツイードライクなポリエステル生地もイチ押し。
「一見すると紳士のシニアっぽい生地感だが、レディースアイテムに料理すると新鮮味がある」とした。
ポリエステルは再生糸を使うなど、サステイナブルにも対応する。

 

そのほか、インポート生地も幅広くラインアップする。
イタリアのリモンタの後染め軽量ワッシャー生地、
フランスのキャリーマンのウオッシャブルストレッチ生地などを提案。
イタリアのトスカーナ地方で開発されたというベランディの生地などもそろえる。

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