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メディア 2019.11.07

瀧定名古屋20~21年秋冬ファッション衣料素材

瀧定名古屋20~21年秋冬ファッション衣料素材
四つの切り口で需要捉える



瀧定名古屋は20~21年秋冬のファッション向けで、
サステイナブル(持続可能な)素材の提案に力を入れる。
豊富なバリエーションと環境認証を受けた
生産チェーンを強みに、関心の高まりを捉える。


「エンジョイン・ライフ」のテーマの下、
RWS、BCI、環境配慮型リサイクルポリエステル、
ウェアラブルコスメ――の4カテゴリーを打ち出した。
このほど開いた紳士・婦人服地合同展は、
それぞれブースを作り、素材の特徴、生産の仕組みなどを
説明する動画やパネルを設置。
難しいテーマも「楽しく見てもらえる」工夫を凝らした。
特に海外から引き合いが増えているのが、
BCI(ベター・コットン・イニシアチブ)コットン。
特徴からオーダー時の確認事項までビジュアルで
わかりやすく示し、国内の需要も喚起する。


20年春夏から本格販売しているあつまるホールディングスの
「やまがシルク」はシルクパウダー配合の後加工を施した素材を
「ウェアラブルコスメ~肌に優しいファブリック~」の名で訴求する。
各試験データから保湿力の高さや心地よさを前面に出し、
インナーへの採用を狙う。糸の開発も進めている。


RWS(レスポンシブル・ウール・スタンダード)は、
動物愛護と土壌保全の視点に立ち、
トレーサビリティー(履歴管理)も確立したウール調達の国際基準。
原毛はノンミュールジングで、紡績から織り・編み、
染色の全工程を厳しく管理する。
日本で取得した企業はまだ少ない。
同社は尾州産地の織物メーカーやニッター、
染工場と組み、RWS基準に対応した生産チェーンを構築した。
チームを作ることで産地企業同士の連携が深まる上、
拡販できれば、産地の活性化にも結び付くと見る。
今は、よりアパレルが使いやすいよう、
縫製まで含めた生産チェーンを検討中だ。


ユニチカトレーディングと今年から取り組んでいる
リサイクルポリエステルは、特殊糸が引ける強みを生かし、
シルキーなサテンやビンテージ感あるジョーゼットなど
様々な素材感を揃える。近々取得が完了するリサイクル認証の
GRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)も武器に、
販売拡大を目指す。


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