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メディア 2024.05.24

TOPインタビュー 社長 瀧 健太郎氏 海外拠点同士の連携進む

TOPインタビュー 社長 瀧 健太郎氏 海外拠点同士の連携進む
 
2024.4.25 繊維ニュース
  
 瀧定名古屋は商売の情勢が変化する中、原料からのモノ作りや海外拠点の連携などで攻勢を掛ける。
前期(2024年1月期)は5期ぶりの営業黒字化を達成するなど好業績となったが、
瀧健太郎社長は「世界は大きく変わっているので一息つけない。量より質を求められている」とし、
今期も手を緩めずあらゆる手立てを講じ成長を目指す。
 
–御社の共創の取り組みを教えて下さい。
 
 本社が関わらない形での海外拠点同士の「外-外」の連携が増えています。
企画から生産、販売までを各拠点が連携して構築できるようになっています。
特に前期は新設したグローバル事業部を軸に海外拠点の協働を進めたことで、
その成果が目覚ましかった一年で、良い先行事例ができました。
中国やオランダ以外にもベトナムやカンボジア、韓国に拠点がありますので、
さらに「外-外」の連携が進むと考えています。
 将来を活躍できる人材を育成したいという視点もありますので、
連携が進むのは本社にとって大きなメリットです。
いまでこそ緩和されていますが、当社は依然として縦割りの風習が残っています。
そういう経験をした人材がゆくゆくは本社へ戻り、
グループや部署をまたいだ横断的な取り組みがさらに加速すればと考えています。
 
–前期を振り返るといかがですか。
 
 服地部門は前の期で新型コロナウイルス禍の直撃を受けて、売上高を落としていましたが、
既存顧客への深耕を進めたことで結果につながりました。
前半は紳士、婦人向けともに好調でしたが、後半は暖冬の影響で思った程伸びませんでした。
国内の産地は人手不足による縮小で、生産キャパシティーが埋まりやすいという状況が続いています。
 アパレルは利益を重視した提案を進め、それが奏功しました。
原料や素材軸から提案できる強みも生かし、新たなアイテムを拡充できたことも良かった。
加えて、生産面では生産統括室による製造の見える化や把握、営業支援室による物流の一元化などを進めました。
特に物流費を大きく削減することができました。
 先ほど述べたように海外販売も順調でした。
積極的に海外展示会へ出展したことも貢献しました。
生地だけでなく、製品の輸出もスタートを切ることができました。
 前期は全部門で増収増益となり、5期ぶりの営業黒字化も達成できました。
従業員の頑張りの成果だと言えます。
 
–衣料品市場をどう見ますか。
 
 大企業だけでなく中小企業を含めた賃上げが顕著に進んでいます。
人手不足に加えて、さまざまなモノの値段が上がっているからです。
では衣料品市場を見るとどうでしょうか。
最終製品の販売価格はそれほど上がっていません。
特に今年は暖冬の影響があり、流通在庫が積み上がっていますので、
販売側は慎重にならざるを得ないでしょう。
長きにわたったデフレ体質の思考を拭い去るのは簡単ではありません。
最終製品への価格転嫁にはまだ時間がかかると思っています。
 
企画から生産、販売まで構築
 
–今期足元の状況と注力する取り組みは。
 
 足元の状況は売り上げベースでは大きく落ちてはいませんが、
上半期で考えると服地、アパレル共に商況は苦戦しています。
昨年の暖冬から春先の冷え込みまで、気温変動の影響を受けました。
顧客のスケジュール感は後ろにずれている印象です。
 今後は産地との連携の在り方を含めて、私自身が産地企業を回り接点を増やしていこうと考えています。
既に1月には尾州を回り、今後は北陸や和歌山へ向かう予定です。
「産地」という考え方を改めて、今後は日本全体が一つの産地として見ていく必要があるのではと考えています。
産地間での連携も必要になるでしょうし、繁閑差の是正も進めなければいけません。
各所で考えを深めていければと思っています。
  
――サステイナブル商材の販売状況は。
 
 ポリ入荷繊維「プラックス」や、再生ウール「リニュール」など素材自体の品質も上がっており、
仕入れ先とのサプライチェーンの確立もできています。
サステ商材は間違いなく今後も求められますので、引き続き力を入れていきます。
 

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