メディア 2025.06.20
瀧定名古屋 強み生かしたサステ提案
瀧定名古屋 強み生かしたサステ提案
繊維ニュース:2025年6月20日(金)更新
瀧定名古屋はサステイナブルな「商材」と「サービス」の2軸でSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指す。
同社ならではの強みを生かすことで、他社にはない商品やサービスの提案を進めている。
商材はリサイクルを中心に多彩に展開する。
再生ウールの「リニュール」や廃棄漁網を再生した「リアミド」のほか、
人工たんぱく質繊維「ブリュード・プロテイン」と梳毛を組み合わせた生地などをそろえる。
中でもリニュールは堅調で、価格と品質のバランスや生地の風合いなどで評価を得ている。
尾州産地との深い関係性を生かし、産地企業との協業で手間をかけたモノ作りを実現。
尾州の反毛を新たな価値として訴求する。
適時適品を供給する同社の備蓄機能を支えるのがサービスだ。
国内と海外向けの生地オンラインサイトや3Dモデリングシステムのほか、
青山オフィスのサンプルルームなど、リアルとデジタルの両輪で展開する。
オンラインサイトには製品の3Dモデリングを掲載し、
顧客のイメージ向上に一役買っている。
あらゆる素材の生地を備蓄する同社ならではの正確な生地データを駆使し、
自社に在籍するモデリストが作成する。
国際認証の「RWS」や「GRS」などの取得も済んでいる。
最近では国内の顧客からも認証についての問い合わせが増加傾向にある。
社内でセミナーを開くなどして取得に向けた啓発も進める。