メディア 2025.06.26
〈サービスと商材の両軸で/持続可能なファッションを/瀧定名古屋〉
〈サービスと商材の両軸で/持続可能なファッションを/瀧定名古屋〉
繊維ニュース:2025年6月26日(木)更新
瀧定名古屋は地球環境への配慮など持続可能なファッションを通じて、
100年後も人々が笑顔でいられる未来づくりの実現に貢献する。
そのためのサステイナブルな取り組みとして、
「サービス」と「商材」の2軸で提案を進めるほか、社員の自主的な活動も活発化している。
同社は「LIFE with EARTH~100年後も笑顔で~」を掲げ、
持続可能なファッションの未来を目指す。
サステを意識した原料の調達や生産工程の選択のほか、
トレーサビリティーの明確化を推進。
さらに、ITを使った無駄をなくす製品の生産や販売に力を入れる。
2軸でサステの取り組みを進めている。
そのうち「サービス」では生地商社として備蓄機能による
適時適品を供給できる体制を前提にしながら、
オンラインサイト、3Dモデリングシステム、
青山オフィスのサンプルルームの三つを展開する。
オンラインサイトは国内向けの「タキサダナゴヤオンラインスタジオ」
と海外向けの「ジャファブリック」の二つ。
サイトでは自社に在籍するモデリストと連携し、
3Dモデリングによる製品イメージを紹介する。
多彩な生地を備蓄する同社ならではの正確な生地データを生かす。
「商材」では再生ウールの「リニュール」、
廃棄漁網を再生する「リアミド」、スパイバー(山形県鶴岡市)による
人工たんぱく質繊維「ブリュード・プロテイン」と
梳毛糸を組み合わせた生地などを訴求する。
中でもリニュールは手間を掛けたモノ作りで高品質を実現し販売も広がっている。
社員の自主的な取り組みも進んでおり、
展示会で使用したハンガー生地を再利用する。
エコバッグや小物作りに活用するほか、
学校や福祉施設に提供するなど社会貢献にも一役買っている。