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メディア 2025.07.16

瀧定名古屋/自家生産でメーカー機能強化/サステなど多彩な生地で

瀧定名古屋/自家生産でメーカー機能強化/サステなど多彩な生地で
繊維ニュース:2025年7月11日(金)更新
 

瀧定名古屋はメーカー機能を強化している。
オリジナルの生地を企画し、産地と協業したモノ作り「自家生産」に力を入れており、多彩な生地を提案する。
サステイナブルを意識した生地もそろえており、新たな生地開発にも取り組む。

 

自家生産は適時適品の供給を進めることに加えて、素材からのモノ作りで差別化を図るのが狙い。
婦人服地32課で自家生産を担当する部署では、梳毛を中心に60マークの生地を備蓄し、主に国内セレクト向けに販売している。

 

生地は尾州産地で生産しており、自家生産は尾州で言うところの親機(産元と同義)的な立ち位置だ。
同社の原料素材部と共同しながら原料や糸を手配。
紡績や撚糸、織布、染色・整理加工を産地企業に依頼し、オリジナルの生地を作り上げていく。

 

サステ生地も豊富にそろえる。
バイオベンチャーのスパイバー(山形県鶴岡市)による人工たんぱく質繊維「ブリュード・プロテイン」と
リネン、ウール、和紙などを組み合わせた商材を開発した。ハイゾーン向けに訴求し採用を目指す。

 

新たな開発も進めている。
再生ウール100%の生地ブランド「knot the wool(ノット ザ ウール)」を26秋冬向けに販売する計画。
バージンを使用しない再生ウール100%使いの織物は国内初と言う。
10月に同課が開く展示会で初披露する。

 

加工違いを含めて3~4マークの生地を展開し、コートやジャケット向けに提案。
ブランド名のノットは結び目という意味で、「循環」という思いを込めた。
自家生産を担う同課生産管理担当の桂川隆志氏は「尾州との取り組みで開発しており、価値で勝負したい」と話す。

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