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メディア 2025.08.05

《NY合同展の日本ブランド》ファンクショナル・ファブリック・フェア7月展 軽量+機能性と独特の質感

《NY合同展の日本ブランド》ファンクショナル・ファブリック・フェア7月展 軽量+機能性と独特の質感
繊維ニュース:2025年8月5日(火)更新
 

ファンクショナル・ファブリック・フェアのニューヨーク7月展には、5社の日系企業が出展した。
来場者については、「盛況だった」「昨年より多かった」という意見と「少ない」という声に分かれた。
プルミエール・ヴィジョンニューヨーク(PVN)とファンクショナル・ファブリック・フェアの両方に出展している企業は、来場数はPVNの方が多いと話していた。

 

ファンクショナル・ファブリック・フェアのニューヨーク展は、アウトドア素材に強いメーカーがファッション系のブランドとつながるために出展する場と位置付けられている。
一方、ファッションの生地に強いメーカーがスポーツ系にも取引先を広げたいとして出展する場ともなっている。
今回、アウトドア素材に強い企業は「ファッション系のブランドの来場が少ない」、
ファッションブランドの卸先が多い企業からは「スポーツ系のブランドに思うように見てもらえていない」との声が聞かれた。
バイヤーは来ているものの、それぞれの分野での認知には時間がかかるということだろう。

 

瀧定名古屋は「コーデュラ」が特に人気だった。
バリエーションが豊富、耐摩耗などの機能性、ブランド名のバリュー、四季折々で使えるためスタイルの幅が広がるといったことが理由だ。
ランニングブランドには軽い素材、ゴルフブランドにはストレッチが好まれた。
格子の大きさを中小用意した軽くてストレッチ性のあるマイクロリップストップが、特に好評だった。

 


軽くてストレッチ性のあるマイクロリップストップ(瀧定名古屋)

 

宇仁繊維は昨年に続き2回目の出展。
ダブルラッセルのメッシュで仕立てた製品がアイキャッチとなり、その流れでダブルラッセルのメッシュのピックアップが多かった。
特に人気だったのは、二重構造にしてスポンジのような風合いを出したもの。
軽量でありながら、他にないバルキーな質感に興味を持たれた。

 


ダブルラッセルのメッシュ(宇仁繊維)

 

数年ぶりに出展したスタイレム瀧定大阪は、「テックウール」を見ていくバイヤーが多かった。
手洗いできる、しわになりにくいなどが人気の理由。
特に良かったのはウール100%の天じくで、綿以外の天じくを探しているバイヤーに好まれた。
18色揃えている。関税問題については直接は関係ないが、取引先には影響があり、今まで使ってきた生地の価格を下げてほしいという要望はあるという。
それを受けるかどうかは、そのブランドとの付き合いしだい。
そしてそのブランドが今後伸びていくかどうかで判断するという。

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